2022.05.02活動報告

第93回千葉中央メーデー開催しました。

2022年5月1日 千葉中央メーデー実行委員会は千葉駅東口広場にてメーデーアピール行動を行いました。

周知のとおりコロナの影響が未知数だった為、去年に引き続き中央公園での開催、デモ行進は断念し、駅前でのアピール行動のみとしました。

当日は60名近くの仲間が参加し、用意したプラカードや看板を掲げメーデーとは何か?のチラシを配布しました。

「メーデーは労働者の祭典、もっと派手にやるべきだ!」とか、「周知が足りない、情報が伝わっていない」など運営的なお叱りを受けましたが、概ね街宣アピールは好意的に進めることが出来ました。

心配だった天気も雨降ることなく、無事終える事ができました。

来年は元気に開催しましょう!!

労働者万歳!メーデー万歳!

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■主な発言者の要旨(敬称略)

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●千葉労連 本原さん(労働組合連合会 議長)

コロナウイルス、新型コロナウイルスの感染防止は政治の責任、非常に大きなものがあります。
政府によってしっかりと検査をやる。そして感染を止めるためのさまざまな対策をとっていく、もちろんワクチンの接種含めて。こうした対応を強めていくことが大事。新型コロナウイルスによって仕事をなくした方、休業してる方、暮らしが大変だけど、こういう時だからこそ力を合わせましょう。8時間が働けば常に暮らせる社会を実現を!

●自治労連 竹内さん(自治体職員)

日本の賃金が他の先進国に比べ下がり続けています。コロナも含め、実質賃金が25年間も上がり続けているのは先進国の中でも日本だけです。このコロナの中でも、大企業は内部留保を増やしすぎて、466兆円にもなっています。大企業には応分の税金を払ってもらい中小企業を支援をしながら全国最低賃金率1500以上を目指していきましょう!そして、命と暮らしを守るために看護師増せ、保健師増やせ、保健所の拡充など公共の拡充を求めましょう!この声を大きく広げてください。

●全教 寺田さん(教育現場)

私の受け持つクラスは5年生なんですが、子供たちの声を聞き、毎日、戦争のニュースを見ていて、暗い気持ちになる。なんでこんな事が起こったんだろう思う。自分たちの国も、戦争を起こしてしまったらどうしようていう不安を抱えています。「どんなことが理由があっても戦争はしていけしてはいけないと思う」これが、多くの子供たちの全うな感想です。私たち大人は何ができるんでしょうか。やはり一刻も早く、この状況を変え平和的に解決することが大事。また、先日もテレビで報じられましたが、教員の未配置の問題です。教員が足りてないという問題が今、全国各地で起きています。その中でも千葉県は全国有数の県になっています。教育現場は異常事態な事になっている。

●千葉土建 若菜さん(建設現場)

建設業は日本全体で400万人を雇用する基幹産業と言われ地域の雇用を支えていると言われております。
ですが、国政調査によると、千葉県では若い大工さんが減っています。もの作りの魅力がなくなってしまったのか?と考えたこともありますがそうではない様です。休みが少ない。コースが決まっている。命の危険があるわりに給与が安いなどがあげられます。ようやく土日が休める現場も出てきましたが、依然として土日出勤しないとまともな給与を貰えない職場が大半です。若者が安心して就職してほしい。技術が伝承できる環境で働き続ける建設業でなければなりません。

●民医連 加藤さん(医療従事者)

日本で新型コロナの感染が発見されてから2年以上経ちました。新規感染者数は少しずつ減っていますが、医療現場はあまり変わっていません。このコロナで本当に明らかになったのは、医療や介護をはじめとした社会保障を、蔑ろにしてきたなということです。医師や看護師、看護などをはじめとした、エッセンシャルワーカーを増やしてこなかったということが非常に大きな問題だと思います。コロナの中で、看護師とか介護職の賃金をあげる、というような支援金を政府が打ち出しましたけれども、全く話にならない金額でした。介護職に関していれば、9~10万円ぐらい違うわけです。
命を守る政策を取ってもらいたいです。

後、先日ウクライナから避難された方を健康診断させていただきました。想像を絶する恐い体験をしたと思います。また、食べるものもない状況で過ごされてきました。言いたいのは、1日も早くロシアが撤退して平和が戻ってほしいということです。

●新婦人の会 美濃部さん(婦人)

最低賃金1500円、そして8時間働けば普通に暮らせる社会をめざし、さらにジェンダー平等、個人の尊厳を尊重するよう求めていきましょう。日本は世界的にジェンダーギャップが酷い。特に、経済分野が67位、政治分野が147位となっています。国会議員の女性割合は9.9パーセント、女性の管理局は14.7パーセント。おかしい!大企業はいっぱい貯めこんでいるのに、給与は上がらない。なんで結婚したら女性は苗字を変えるんだろう。世の中の様々な「おかしいんじゃないか」に気づくことが大切だと思います。

●年金者組合 岩崎さん(年金生活者)

今の日本の労働者の賃金は、なんと25年以上前よりも低い。やはり私たちは我慢しないで、声を上げて、最低賃金を上げるために政府に要求する。そして、労働者労働組合の労働状態よくするために労働組合を作らなければならない。今日はこの労働者労働組合にとっての歴史的なメーデーです。ぜひ、皆さん声をあげようではありませんか。私は高齢者団体、高齢者を中心とした団体ですが、今、高齢者は大変なんです。高齢者は年金があるから心配ないか、なんていう声も一部にあるんですがとんでもない。年金は、安倍政権以降、6.7パーセントも減っています。働かざるを得ない高齢者が増えています。声をあげましょう!

●民青同盟 高橋さん(青年)

日本どこにいても人間らしく暮らすためには最低賃金の時給が1500円ないとダメなんだと訴えたい。今時給1500円以下で働いてるよ、または収入が20万円以下だよって人たくさんいると思います。分かってほしいのは、これは決してあなたの所為じゃないという事。「政治」が役割を果たしていないんです。私たちは人間らしく暮らせるような賃金を求めたいし、求めるべきだと思います。私自身、最低賃金900円で働いていた時、収入が9万円ぐらいになった時もありました。ギリギリ生きていましたが、かなりの部分を削っていました。何を削っていたか?それは時間、人間関係、文化的なもの。これは良くない。私たちは無力じゃないという言葉を合言葉にして、皆さんと共に頑張っていきたいです。

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第93回千葉中央メーデーを盛り上げる「うたごえ」の皆様

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