2022.09.10活動報告

千葉労連第34回定期大会

第 34 回定期大会が9月4日に千葉県教育会館大ホールにて開催されました。
今年は、新型コロナ感染拡大の収束が見られず、委任状を認め大会代議員の人数制限を設
けた形で行いました。代議員 13 人の討論参加により補強された運動方針及び財政方針が全
会一致で可決成立しました。討論に先立ち、12 年にわたるJALの解雇争議の終結の特別
報告が行われ、会場は大きな拍手に包まれました。討論では、新自由主義路線からの転換、
労働者の権利を守る争議の解決、組織拡大など、各単組、地域の取り組みが交流されまし
た。

久しぶりに完全リアル会場開催

昨年 10 月、総選挙で誕生した岸田政権は、国民の期待に背を向け、新自由主義路線を続けた1年でした。成り行き任せのコロナ対応、物価高騰への無策により、命と暮らしが脅かされています。 一方で、ロシアによるウクライナ侵攻が収まらず、安倍元首相の襲撃事件が引き金となった旧統一教会と政治家との癒着が浮き彫りになっています。岸田首相は「国民に丁寧に説明する」などと言いますが、野党の要求する国会開催にも応えず、多くの国民が反対している安倍元首相の「国葬」を強行しようとしています。その結果、内閣支持率が急落し、自民党政治の行き詰まりが浮き彫りになっています。この情勢の下、要求実現のため、様々な方法による運動の先頭に立つのが労働組合の役割です。それが実現出来るのが全労連・千葉労連です。大会方針案のスローガンでは「たたかう労働組合のバージョンアップを図ろう」という事が提案されています。ストライキを背景に交渉力を高めていくことに加えて、職場内での学習と要求論議を深める事。政治変革も視野に入れると、職場のみならず地域でも同様の取り組みが必要です。この間のたたかいに関わり、二つの運動の成果がありました。一つは最賃のたたかいです。千葉の最賃は 31 円の引き上げが答申されました。22 の道県では「目安」より1~3円の上積みが実現しました。これは全労連の運動が審議会を動かした結果です。もう一つは、11 年7カ月にわたるJALの不当解雇争議が終結した事です。日本航空のキャビンクルーユニオン(CCU)、乗員組合(JFU)が争議解決に関わる会社提案を引き出したのは、この2労組の粘り強いたたかいと千葉労連を含めた全国の支援によるものです。これから1年間、粘り強く、バージョンアップさせ、職場・地域からのたたかいを基礎に共同を広げましょう。(以上 千葉労連本原議長談話)

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本年度も頑張っていきましょう!