2022.12.20活動報告

2022年ちば労働学校(2日目)を開催

 12月11日、2022年ちば労働学校の第2日目が行われ、オンライン含め30名が参加しました。最初に第Ⅲ講座「日本の食糧は大丈夫?気候危機があなたの食卓をおそう」のテーマで、による講義を受けました。八田さんは、「温暖化によって地球の平均気温が上昇し続ければ、熱波や大雨による大規模な災害が増えるだけでなく、生態系に悪影響を及ぼし、コメの収穫量減少や品質低下につながる」ことや。「なぜドリンクバーの小さい機械でいくらでもジュースができるのか」でヘットボトルのお茶の原料は苦み分だけ」など、ショッキングな話もユーモアたっぷりに講義されました。

八田純人さん(農民連食品分析センター所長)
戦争はいけません。腹が減るだけです(故 水木しげるさんの言葉)

 第Ⅳ講座では、「知ってますか?税金の不公平」のテーマで浦野広明さん(税理士・元立正大学教授)が講義し、税金の歴史から「憲法が考える税負担の原則は応能負担原則である」ことや、消費税導入からインボイス制度まで豊富な資料で講義されました。

浦野広明さん(税理士・元立正大学教授)


 講義のあと5つのグループに分かれて討論し、「自然でない食品が増えてくると、今までなかったアレルギーなども出てくるのではないか(Cグループ)」 「大企業は税逃れのために様々な手口を使っている。インボイス導入も、情報産業を儲けさせるために出てきた発想である(Dグループ)」など「帰りの会」で報告されました。 最後に、斎藤事務局長が「3年ぶりに開校できたことは大きな成果です。2日間の開催でしたが、1月には後期の開校に向けて実行委員会を始めます」と閉会あいさつを行いました。

グループ討論の様子

初の試み オンラインでの分散会

(記事は学習協ニュース(発行 千葉県学習協会) 第333号より抜粋させていただきました)