教員未配置は報道よりも深刻
文科省が2022年1月に明らかにした教員不足の調査結果では、21 年度の始業日で、全国で合計1897校、2558人の学校における教員の未配置が起きていました。千葉県での未配置数は、昨年度3月の時点で過去最高348人を記録。また、今年度(22 年度)は4月1日で220人、5月1日では201人で、調査上、4月と5月においては過去最高です。学校では子どもたちの教育を保障するために、少人数指導などの目的で配置されている教員や教頭・校長を担任に充てるなど、教職員の努力で対応していますが、すでに限界です。教育活動への影響は、子どもたちの学習権にかかわる重大な問題です。この問題は、これまでの国の政策(教職員の定数改善ではなく、人件費抑制のための「定数崩し」や「総額裁量制」を可能とする政策)を県が進めた結果、正規で配置すべき教職員が臨時的任用教員や非常勤講師に置き換えられ続けたために引き起こされています。加えて、学校現場の多忙化・長時間過密労働などが、教職離れを加速させています。千葉労連は他の関係団体とともに「教員未配置を考える県民の会」に結集し解消のための運動を広く知らせて、状況の改善をしたいと考えています。
8月4日 雨の中、「教員未配置を考える県民の会」の皆さんと千葉県庁前で約30分宣伝行動を行いました。
↑署名を集めているので、是非ご協力をお願い致します!